こんにちは。
このブログは
「経済や社会って難しくてわからん」
「でも世の中のことは最低限知っときたい」という人たちが
「なんとなくわかった気がする」ってなるのを目標に
ゆるーく
ざっくり
解説します。
今日は「国債」。
国の借金でございます。
なんか日本の借金は過去最高になってるとか聞きますよね。
これ、「借金」だからね。
誰かに借りてるんです。
ではそんな大金、誰に借りてるの?
今日はそんなお話。
そもそも国債とは。
国債=国の借金。
これは知ってる人も多いと思います。
2025年6月現在
国債発行額は約1332兆円で過去最高額。
国民一人あたり1080万円と言われております。
そしてちゃんと言うと
国債=国が発行する借用書。
「お金を貸してくれたらあとでちゃんと利子つけて返すね」という約束の紙です。
例えばあなたが国債を買ったら
国はあなたに借金していることになります。
ちょっとえらい気分になれるかもしれません。
なんで国は借金するの?
国はなぜ借金するのか。
これは単純な話、お金が足りないから。
国も家計と同じで、「収入」と「支出」があります。
でも支出のほうが多いと、当然お金が足りません。
そんなときに「とりあえず借りよう!」と登場するのが国債です。
誰が買ってるの?
私たちは銀行などで国債を買うことができます。
「個人向け国債」とか聞いたことあるでしょうか。
1万円から買えてほんのり利息もつくので、初めての投資にはいいかもしれませんね。
ですが実際は私たち個人よりも、銀行・保険会社・年金基金・日銀などがたくさん持っています。
ちなみにそのお金の元は、
私たちが銀行に預けているお金。

お金が世の中を回ってるね。
特に日銀は国債を売買することで、景気をコントロールしています。
国債が増えるとどうなるの?
「借金が増える=大変!」と思うかもしれませんが、国の場合はちょっと違います。
国は自分でお金を作れる(=円を発行できる)ので、
すぐに「破産」することはありません。

日本はお金を作れる国なのです。
ただし、借金が増えすぎると
- 金利が上がる
- 信用が落ちる
- 通貨の価値が下がる(円安)
といった副作用もあります。
当たり前ですが「借りすぎ注意」というわけです。
ギリシャの破綻
昔、ギリシャという国が財政危機になりました。
「国が借金しすぎて破綻した」と話題になりましたが、
ギリシャは“ユーロ”という他の国のお金を使っていたんです。

ギリシャではユーロは作れません。
なのでお金が足りなくなり返せなくなってしまったんですね。
でも日本は自分の通貨「円」があるから、同じようにはならないというわけです。
「破綻はしにくいけど、借金が増えすぎると国が苦しくなる」
という感じでしょうか。
まとめ
- 日本の借金は「国民からの借金」
- 日本は「円」を自分で発行できる
- だから“お金がなくて返せない”ことにはならない
- でも、借りすぎれば経済が苦しくなる
と、こんな感じ。
じゃあ借金って増え続けるんじゃね?って思いますよね。
実際増え続けてるし。
一応、政府は「財政健全化目標」とか掲げてるらしいです。
一応ね。
ところで、日銀が国債を買うことで景気をコントロールするって書きましたが。
どうやってやるのか?
何でそんなことできるのか?
次はその辺をまとめてみます。
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