良いインフレ、悪いインフレ【インフレのメリットとは】

経済

こんにちは。


前回インフレが何で起きるのかって説明しました。

インフレって
物が高くなる=生活に響く
って話なんであんまり良いイメージないんですよね。


「え、また値上げするん?」って感じ。

我々の財布は苦しいですが、良いこともあるし良いインフレもあります。
今日はその話。

インフレのメリット

インフレって物価が上がるんで出費が多くなります。

つらいっす。


では借金している人にとってはどうでしょう。

インフレ=お金の価値が下がる

という話でした。


借金している人は
返すお金の価値が下がるんです。

コレわかります?

たとえば

100万円借りて車を買ったとします。
返済は5年後に一括。
(ありえないけど)

ところが。
同じ車が5年後150万円になっている。

車の価値が上がり、お金の価値が下がりました。

返済金額は100万円のままです。
(金利とか細かい話は別として)


借金の額は変わらないので、実質的な負担が軽くなるんですね。
これがインフレのメリット。


ちょっと話飛ぶけど
住宅ローンを「固定金利」で借りてる人は、インフレが進むとオトクになる可能性が高いです。

良いインフレ、悪いインフレ

良いインフレ

インフレに良いとか悪いとかあるのかよって話ですが、あるらしいです。


そもそもなんで起きるのかって話を前回したんですが

  • 需要が増える
  • 原材料や人件費が上がる
  • お金の価値が下がる

この辺でインフレって起きるんですね。


んで

物価が上がる

企業が儲かる(売上増える)

従業員の給料UP

消費が増える

経済が活発に

景気が良くなる!

つまり良いインフレは「好景気をもたらす」ということ。

ここでのポイントは

企業が儲かる

給料が増える

ここです。


良いインフレは収入もちゃんと上がります。

今の日本はここが実感できないから生活が苦しく感じるんですね。



じゃあ何で給料が増えないのか。


それは

企業がそこまで儲かっていないから。

悪いインフレ

良いインフレの話をしました。
では悪いインフレ

これは

原材料が上がる

客離れが怖くて値上げできない

企業が儲からない

給料変わらん

生活苦しい

こんな感じ。
このサイクルが悪いインフレです。
私たちが感じてる現状がまさにコレではないでしょうか。


もちろん儲かって給料上げてる企業もあるんですけどね。
中小企業は結構つらいんじゃないでしょうか。

日本はなんとか良いサイクルにしようと必死なわけ。

一般的に緩やかなインフレが経済にとって良い状態と言われます。

でもそれは収入が物価以上に上がるというのが前提なんですね。

そりゃそうだ。
給料増えないのに値上がりだけされてもね。

そもそも何でインフレになったの?

日本は値上げラッシュ。

でもそもそも何でインフレになったんでしょう?

需要が増えた?
原材料が高くなった?
お金の価値が下がった?


というか、いつ頃からインフレが目立ってきたんでしょう。


真面目なグラフを持ってきました。
日本のインフレ率の推移。

第Ⅰ-1-3-3図 先進国におけるインフレ率の寄与度の推移
出典:経済産業省『通商白書2023』

うん、よくわからん。

が、おそらく「総合」の青いところ。
一気にマイナスからプラスへ。

2022年4月らしいです。
何があったか覚えてます?



そう、ロシアによるウクライナ侵攻です。

偉そうに言ったけどちゃんと覚えてなかったです、すみません。


何の関係があるの?って思う人も…
いないかな。

でもいるかもしれないし。


そんなわけで次はここら辺のお話をゆるりとしていこうと思います。

まとめ

なんか次回予告しちゃったけど
今日の話は

  • インフレは借金があるとオトクかも
  • 良いインフレ=物価以上に収入が上がる
  • 悪いインフレ=物価ばっかり上がる

ということでした。

なんかまぁざっくりとわかってもらえたら嬉しいです。


おわり。

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