こんにちは。
このブログは
「経済や社会って難しくてめんどくさい」
「でも世の中のことは最低限知っときたい」という人に向けて
「なんとなくわかった気がする」を目標に
ゆるーく
ざっくり
解説します。
今日はウクライナ戦争とインフレ。
日本のインフレ率がぐっと上がった2022年4月。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。
そこから日本の値上げラッシュが始まったんですね。
戦争の話はよく知らんので、またおいおい勉強します。
なぜ日本のインフレは始まったの?
大きく2つあります。
- 原油や原材料費が上がり始めたこと。
- 円安で輸入するものが値上がりしたこと。

ひとつずつ話すよ。
まずは原油価格の上昇。
なんで原油が高くなった?
ロシアは世界的なエネルギー大国です。
石油や天然ガスの大きな供給国。
しかしウクライナ侵攻が始まると、
「ロシア、良くないよ!」と
アメリカやイギリスが「経済制裁」としてロシアからの原油や天然ガスの輸入を禁止すると発表しました。

ロシアの輸出を減らして困らせる作戦。
そしてそこにG7全体でロシアからのエネルギー輸入に制限をかけるという決定をしました。
G7=世界の主要7か国
アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本のこと
昔AKB48で「神7」ってありましたね。
あんな感じやろか。
ただ、言い出しっぺのアメリカ、イギリス。
そもそもロシアからそんなに輸入量が多くなかったんです。

資源エネルギー庁「令和4年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2023)
ヨーロッパは結構な依存度。
そして日本は自給率ぺったんこ。
もう彼がいないと生きて行けないレベル。
そんな「経済制裁」に反発してロシアも
「もうガスとかあげないから!」
と供給を絞ったり止めたりしたんですね。
ケンカですよ、ケンカ。
そんなわけで輸入量が減ると価格は上昇するんです。

これぞインフレ。
そして大事なポイント。
エネルギー価格が上がると、色んな物の値上がりに繋がります。
わかりやすいのはガソリン。
輸送費に直結します。
飛行機も船も車も、燃料がないと動きません。
そして燃料費が上がれば輸送費は当然上がります。
また、物を作るために工場があり工場の機械を動かすのに燃料が必要で。
結果として世の中のほとんどの費用が上がってしまうんですね。

エネルギー使いまくり!
原材料費の値上がり
そしてもう1つ。
原材料費の値上がり。
ロシアもウクライナもそこそこ遠い国ですが、日本にもがっつり影響が出ました。
というのも
ロシア、ウクライナは小麦やとうもろこしの一大産地として他の国にめっちゃ輸出してるんです。
小麦はパンやパスタの原料。
とうもろこしは家畜(牛、豚、鶏など)のエサが主な使い方、あとコーンスターチ、シロップの原料になったりします。
世界三大穀物の生産量
小麦:約6億トン
お米:約4億トン
とうもろこし:約8億トン!
家畜のエサの値段、
つまり飼料価格が上がると農家さんが大変。
↓
経営圧迫
↓
食肉や乳製品が値上がり
そんなわけで、こんな要因が重なって日本のインフレが一気に加速してしまったんですね。
日本は資源が乏しいためエネルギーのほとんどを輸入に頼っています。
依存度なんと89%!

頼りすぎ!
本当に依存してないと生きていけないタイプなのか…
そして食料自給率も低く、こんな海外のいざこざでしっかりと影響を受けてしまうようです。
まとめ
日本の昨今のインフレはウクライナ戦争にがっつり影響を受けているんですね。
純粋に、戦争自体も恐ろしいんで早く収まっていただきたいです。
とりあえず民間の人巻き込むのやめてほしい。
首脳同士の殴り合いとかでできんのかな…
さて。
インフレの要因としてもう1つ
円安で輸入するものが値上がりしたこと。
(忘れてないよ!)
円安って何でしたっけ。
円が安いんですよ、わかりますよ。
でも円が安かったり高かったりって、何なんでしょう。
そんなわけで、次は「円安」のお話。
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