マイナス金利とは?

こんにちは。


このブログは

「経済や社会って難しくてわからん」
「でも世の中のことは最低限知っときたい」という人たちが

「なんとなくわかった気がする」ってなるのを目標に

ゆるーく
ざっくり
解説します。


今日はマイナス金利


金利がマイナスなんです。

金利がマイナスってなんぞや。


ローン組んだらお金を払うんじゃなくて貰う?
銀行に預けたらお金を取られる?


と、まぁそんなわけはなく。

私たちのお財布とは直接関係のある話ではなくて、これは銀行同士の話なんです。

マイナス金利=「銀行と日銀の話」

ニュースで聞いたことありますかね。

「マイナス金利政策」というのは、

日銀(日本銀行)と民間の銀行との間の金利のことを指しています。


皆さんのご近所にある民間の銀行。
銀行は日銀とお金の貸し借りをしています。

そして
銀行が日銀にお金を預けるときの金利が「マイナス」になる、という仕組みです。


普通なら
銀行は日銀に預けているお金に対して利息をもらいます。

金利はお金のレンタル料だったよね。

ところがどっこい。

預けているお金に手数料がかかるというのです。

え、損じゃん。
預けたくなくなるやんね。

どう影響するの?

マイナス金利政策によって銀行は、

銀行パンダ
銀行パンダ

日銀に預けて損するなら、企業や個人に貸した方がいい

と考えるようになります。


貸し出しを増やそうと思ったら、銀行は金利を下げます

いっぱい貸したいからね、安く借りれるよーって感じで。


そして
住宅ローンや企業の借入金利が下がることで、
「家を買おう」「投資しよう」という動きが増えます。

景気が良くなりそう!

一方で
銀行は預金者にあまり利息を払えなくなるため、預金の金利はほとんどつかない状態になります。

なぜそんなことをするの?

目的は一つ。

景気を良くするためです。

景気が悪いと、みんなお金を使わなくなるからね。
企業も投資をしない、私たちも消費しない、貯金を増やす。


なので日銀は
「金利を下げて、お金を使いやすくしよう」と考えたんですね。

マイナス金利のデメリット

ただし良いことばかりではありません。
デメリットとして

  • 銀行のもうけが減る
  • 預金の利息がほとんどつかない

こうした副作用もあるため、ずっと続けるわけにはいきません。

低金利で貸し出す
→銀行のもうけが減る

預金の利息がつかない
→預金が減る
→銀行は回すお金が減る

という流れです。

一時的な劇薬、というイメージ。

日本のマイナス金利政策はいつ行われた?

マイナス金利政策は
中央銀行(日本なら日銀ね)がデフレ対策のために行う金融緩和政策のひとつ。

2016年1月に導入され2024年3月に解除されました。


日本は長いデフレ状態で
「景気悪いじゃん!銀行、もっとお金貸しなさい!」
という感じ。


小さな企業ってあんまりお金貸してもらえなくて苦しいっていうもんね。



じゃあ何で解除したのか。


日本の目標として
「2%の物価安定目標」というのがあるそうです。

インフレ率ってやつだね。

そしてそれが実現しそうだって見通しがたったそう。


2022年以降、世界的なインフレや円安の影響で日本もインフレ状態になったんですね。

ここから
「賃上げだ!賃上げしろー!」
って政府が言い出したから、春闘で色んな大企業が大幅な賃上げを実施。

この辺は結構ニュースになりましたね。

んで

日銀は

物価も順調に上がってるし賃金も順調!もう大丈夫!

と、マイナス金利政策の解除にふみきった。

というお話。

まとめ

マイナス金利政策とは

日銀が行う
「経済を元気にするための強力な手段」です。

普通に生きてると、日銀と民間の銀行でお金の貸し借りしてるって知らないですよね。


え、私だけかな。

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