景気と物価と金利

経済

こんにちは。

このブログは
「経済や社会って難しくて面倒くさい」
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「なんとなくわかった気がする」を目標に

ゆるーく
ざっくり
解説します。


今日は「景気と物価と金利」について。

景気と金利の関係って?利上げ・利下げのシンプルな話

「景気を抑えるために金利を上げる」って聞くと、

「え、景気がいいなら放っておけばいいんじゃない?」って思いませんか?
実はここに、金利の大事な役割が隠れてるんです。

金利ってそもそも何者?

金利は「お金を借りる時のありがとう代」でした。
言い換えると「お金のレンタル料」

銀行から住宅ローンを借りても、会社が資金を調達しても、必ず金利がつきます。

そして

借りる人が多いとレンタル料UP
借りる人が少ないとレンタル料DOWN

つまり一般的には
景気がいいと金利は上がり、不景気になると金利は下がります。

景気が良すぎるとどうなる?

景気が良いとき、人も企業もお金をどんどん使います。

すると…

物の値段がどんどん上がる(インフレ)

労働力不足で給料もぐんぐん上がる

売る物が追いつかず物価が上がりすぎる

物が高くてしんどい!

企業はどんどん投資。

バブルになる

ここで大事なのは
「良すぎる景気=みんなが幸せ」じゃないってこと。

バランスを崩した景気は、むしろ生活を圧迫してしまうんです。

利上げでブレーキをかける

そこで中央銀行(日銀など)がやるのが「利上げ」

金利を上げると、

  • 住宅ローンの返済が重くなる → 家を買う人が減る
  • 企業も借金して投資しにくくなる → 設備投資が減る
  • その結果、お金の動きが落ち着く

つまり利上げは、景気が“暴走しすぎないように”ブレーキを踏む操作なんです。

景気が悪いときは逆に?

一方で、景気が悪いとき。

みんなお金を使わなくなると、会社の売上が落ちて失業が増える…という悪循環。


そこで登場するのが「利下げ」

  • 借金がしやすくなる
  • 家や車を買いやすくなる
  • 企業も投資しやすくなる

つまり利下げは、お金の流れを加速させるアクセルの役割。

金利を鍋の火加減に例える

経済を「大きな鍋でスープを煮ている」と例えます。

何でって言わないで。
思いついたから言いたい。

☆火を強める(=金利を下げる)
火を強くするとスープはぐつぐつ煮立ちます。
=利下げするとみんなが「買おう」「投資しよう」と動き出す
=経済は活発。鍋はあつあつ。

→でも強すぎると吹きこぼれる(インフレ)

☆火を弱める(=金利を上げる)
火を弱めるとスープの煮立ちは落ち着きます。
=利上げすると消費や投資が控えめに
=経済は落ち着く

→でも弱めすぎると煮えない(景気が停滞)

まとめ

景気が良いから放っておけばいい、ではなくて、

「良すぎてコントロール不能になる前に調整する」のが利上げ。


逆に、停滞して動かないときには利下げで火を強める。

要するに金利は、景気を“ちょうどいい具合”に保つための火加減なんですね。


そしてそれを調整する料理人が「日銀」。
吹きこぼさず、冷めすぎにならないように調整しているってことです。

ただ経済は、世界情勢など他の要因によってめまぐるしく変わります。
隣のコンロが火を強くする(アメリカが利下げする)とこっちの鍋にも影響が出たり。

そのため金利は日々様子を見ながら、良いタイミングで調整する必要があるんです。


ところでインフレって説明できますか?
私はできません。(えっへん)

次はインフレの勉強をして、ゆるゆると説明したいと思います。

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