こんにちは。
このブログは
「経済や社会って難しくてわからん」
「でも世の中のことは最低限知っときたい」という人たちが
「なんとなくわかった気がする」ってなるのを目標に
ゆるーく
ざっくり
解説します。
今日は金融政策。
ニュースで
「日銀が金融政策を決定しました」とか
「金利を据え置きました」
って聞くことありますよね。
でも、何をどうしてるのか。

正直、よく知らん。
漢字がいっぱいでうんざりしますね。
意味がわかれば何てことないんだけど、経済用語って難しいんよ。
金融政策とは
金融政策とはわかりやすく言うと「お金の流れをコントロールする仕組み」。
お金の流れを調整して、景気を安定させるのが目的です。
そしてこれを行うのが「日本銀行(日銀)」。
今日も出ました日銀。
景気が良すぎる
→ みんながどんどん買い物して物価が上がる(=インフレ)
景気が悪すぎる
→ お金を使う人が減って、経済が止まる(=デフレ)
どちらも行きすぎると困ります。
なので日銀はお金の量や金利を調整して、ちょうどいい状態に保とうとしているんです。
金融政策の2つの方向
金融政策には、大きく分けて2つの方向があります。
① 金融緩和(きんゆうかんわ)
景気を良くしたいときに行います。
金利を下げたり、お金をたくさん市場に流したりして、
「借りやすく・使いやすく」する政策です。
たとえば
- 住宅ローンの金利が下がる
- 企業がお金を借りやすくなる
- 消費や投資が増えて景気が回復しやすくなる

世の中がよくなりそう!
② 金融引き締め(きんゆうひきしめ)
景気が加熱しすぎたときに行います。
インフレが進みすぎて物価が上がりすぎたときに、
今度はお金の流れをしぼって「冷ます」政策をとります。
たとえば
- 金利を上げる
- お金を借りにくくする
→ その結果、消費が落ち着いて物価の上昇を抑えられる

世の中が悪くなりそう!
具体的に日銀は何をしているの?
では日銀は実際何をしてるんでしょう。
「お金の量」や「金利」をコントロールするために、こんなことをしています。
- 政策金利を動かす
- 国債の売買を行う
- 企業や銀行にお金を貸す仕組みを調整する

国債を買うと金利が動くんだったね。
買いオペ、売りオペってやつでしたね。
このようにして、「景気を冷ます」か「温める」かのバランスをとっています。
金融政策の決定方法
金融政策はどうやって決めるのか。
これは月に1~2回開かれる
「金融政策決定会合」で決められるそうです。
日銀の総裁、副総裁2名、審議委員6名が参加。
何やら偉いオジサマ達が集まって色々難しい話をしてるんでしょう。
「財政政策」との違いは
ここでよくごっちゃにされるのが、財政政策(ざいせいせいさく)です。
簡単に言うと
日銀が「お金の流れ」を動かすのが金融政策
政府が「お金の使い方」を変えるのが財政政策
です。
- 金融政策:日銀が金利やお金の量を操作して景気を調整する
- 財政政策:政府(国)が予算を使って景気を調整する
財政政策の例として
- 景気が悪いとき
→減税をする、公共事業を増やす(お金を回す) - 景気が過熱しているとき
→増税する、支出を減らす(お金の流れを抑える)
つまり
国のお金(税金や予算)をどう使うかで
経済を動かそうとするのが
財政政策です。

金融は日銀(日本銀行)で財政は政府。
まとめ
金融政策は「お金の流れ」
財政政策は「お金の使い方」を調整すること。
物価や経済を安定させるための大事な仕組みということです。
金融政策が動くと「金利」「ローン」「物価」に影響し、
財政政策が動くと「税金」「給付金」「公共サービス」に影響します。
ところで日本は今どういう状態なんでしょう。
日本はしばらく大規模な緩和を行っていたのですが
24年3月、大きな転換を行ったそうです。
その中に
「マイナス金利政策の解除」
というものがあります。
マイナス金利。
金利がマイナスってなんぞや。
ローン組んだら…お金を払うんじゃなくて貰う?
銀行に預けたらお金を取られる?
と、もちろんそんなことはありません。
次はそのお話。

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